プロポリスに興味あるなら、当然、ミツバチ繋がりのハチミツも知らないとダメでしょ!  ハチミツこぼれ話①

 

プロポリスはミツバチが作ってますね。

でも、ミツバチが作っているもので、みんなが知っているもっと有名なモノっていえば、そう、ハチミツ。

今回は、知っているようで意外と知らない、ハチミツに関するお話しです!

ハチミツの生産者ミツバチさんは、当然ながら、自分たちのためにハチミツを作っています。

人間のためではありません。
同じ昆虫の家畜である蚕は人間が世話をしないと生きてはいけない家畜なのに対し、ミツバチさんはひとり立ちして生きていけます。

養蜂は古くから行われ一説によれば1万年前からだそうで壁画にも採蜜の様子が描かれています。

日本でも飛鳥時代には伝来されていて、平安時代には後に太政大臣にまで上り詰める藤原宗輔(ふじわら の むねすけ)がミツバチさんを飼っています。

この藤原宗輔、ミツバチさん一匹一匹に名前を付けてかわいがってたほか、気に入らない人物をミツバチさんに命じて刺させていたというほどの人物。

そのため皆からは「蜂飼大臣(はちかいのおとど)」 と呼ばれたそうです。

蜂飼大臣(はちかいのおとど)

 

これくらいミツバチさんと仲が良いので、上皇様の御所で、たまたま巣が上皇様の前に落ちて大騒ぎになってもおてのもの。

慌てふためく周りの人たちをしり目に、ふと上皇様の目の前にあった枇杷の実を見つけ、皮をむいたらその場にいるミツバチさんたち全員が集まってきて、事態収束。

上皇様より「宗輔がいてよかった」というお褒めの言葉まで頂きました。

 

働き蜂の寿命はひと月程度(15~38日)なので名前を付けたり、陰陽道の式神のように使役していたとは俄かには信じられませんが、自然を愛し、音楽を愛していた宗輔なのでもしかしたら裏ワザをいくつか見出していたのかも知れません。