プロポリスに興味あるなら、当然、ミツバチ繋がりのハチミツも知らないとダメでしょ! ハチミツこぼれ話③
今回は、結構衝撃的?なタイトルです。
実は、ハチミツって、あの、最強の毒入なんです!
1kgで全人類が絶滅!?のあれが入っています。
ハチミツには毒が入ってます。
その毒の名前はボツリヌス菌。
食中毒を引き起こすあのボツリヌス菌です。

ボツリヌス菌が作り出すボツリヌス毒素は生物兵器に使われるほど非常に危険で1kgもあれば余裕で全人類が絶滅する量に相当します。
あの日本を混迷に導いたオウム真理教も研究していたくらいです。
と、ここまで脅かせてナンですが、
ボツリヌス菌はA型からG型までの7種類。
ハチミツに入っているのはF型。
F型のみ致死率が低く、米国の統計だと1%を切っているとのこと。
また、1歳未満にしか効かないため成人はかかりません。
そのため他のボツリヌス菌の症状と区別するため乳児ボツリヌス症という名前が付いています。
他の6種類のボツリヌス症がボツリヌス毒素を食べて発症するのに対し、乳児ボツリヌス症はボツリヌス菌F型を食べて、体内で毒素を作ります。
成人は乳児とは違い消化器が発達しているため、毒素を出す前に不活化するからと考えられています。
乳児ボツリヌス症は黒糖などハチミツに限ったものではありませんがハチミツとの因果関係は明確になっています。
妊娠中や、授乳期に母親がハチミツを食べても母親は大人ですので母親の消化器で既に不活化しているため赤ちゃんが直接食べなければまったく問題ありませんヨ。